活動紹介
令和5年3月12日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、今年度最後の社会生活教室として青年部主催の「簡単料理教室」を行いました。
普段、あまり台所に立たない男性にも、火を使わずに手軽に作れるおつまみ系料理の調理実習がコンセプトですが、密かに女性ファンもいるイベントなのです。
今回は「レンジでレバニラもやし」、「レンコンの辛子マヨ和え」、「切り干し大根のポン酢和え(柚子胡椒風味)」の3品を作りました。
まず一品めのレバニラもやし。ポイントは薄切りにしたレバーをよく水にさらして血の気を抜くこと。血の気が多いと女性に嫌われます。否、臭みが残ります。
次のレンコンの和え物にはレシピの分量より辛子をたっぷりと。涙を流しながら食べるハメに…。
そして切り干し大根のポン酢和え。大根はきちんとほぐしてもみ洗いし水に浸すこと。柚子胡椒は適量にしておきました。
出来上がった料理をさっそく試食。ヘルシーで大変けっこう!なお味なのですが、大食の私には品数が足りない。アルコールをいただきつつあっという間に完食。飲み物は豊富にあるんだけど…。もっとボリューミーなおかずがほしいなあ。
そんな思いが通じたのか、サポートメンバーが料理を始め、寂しくなった食卓が徐々に豪華な食卓に様変わり。結局お腹いっぱいにいただいてしまいました。私を含め参加者の皆さんも大満足!ごちそうさまでした。
(報告:鴫原)

<調理する参加者の様子|出来上がった料理>
2月11日土曜日、福祉プラザ大広間にて、令和4年度女性部最終行事「白杖デコ」と女性部会を行いました。
出かけるときには欠かせない私たちの道具「白杖」にきらきら光るクリスタルシールを自分好みにデコパージュ。とても素敵な作品になり、皆さんご満悦で「これを持って出かけるのが楽しみ」といううれしい感想が聞かれました。
コーティングしたレジンが固まるまで時間がかかるので、その間に女性部会を開き、活動報告、会計報告、来年度の活動計画などを話し合いました。
白杖デコを企画するにあたり、講師をお願いしたアトリエHANAの鷲北英代先生には、何度も打合せをして、初の試みにもかかわらず快く引き受けていただきましてありがとうございました。また、ご協力頂きましたご参加の皆様ありがとうございました。
新型コロナも感染拡大が徐々に収まってまいりましたが、まだ収束には至っておりません。対策をしながら来年度も皆さんと楽しい時間を共有できるよう企画いたしますので、沢山の方のご参加をお待ちしております。
報告:千葉

<出来上がった白杖を前にした参加者|デコレーションされた白杖>
令和5年1月22日(日)、青年部社会教室の一環として、仙台市福祉プラザを会場に「ナビレンス体験会」を実施しました。
ナビレンスはカラフルな4色の二次元コード(タグ)に情報を登録し、設置したタグをスマホのカメラで読み取ることで現在位置の状況や周辺の情報を教えてくれる音声案内システムです。あらかじめアプリをインストールしておけば事前の準備は完了です。
今回は地元の機器販売店・株式会社トラストメディカルの多田様のコーディネートで、ナビレンスの普及に取り組まれている、NPO法人アイ・コラボレーション神戸の北山様からオンラインで説明を受けながら、壁に貼ったタグやスクリーンに映ったタグを読み取って実際の音声案内を確認しました。
アプリを起動しタグの方向にスマホを向けるだけですぐに読み上げが始まります。一番大きいA4サイズのタグだと10メートル近く離れている場所からでも簡単に認識できました。
施設側で設置するパブリックタグに加え、自分の身の回りのものに貼付できるパーソナルタグもあります。このパーソナルタグにメモを登録し読み上げさせることで、同じ形をした食品や飲料、書類などの識別・整理にも活用できます。
ナビレンスの普及が進むことで、視覚障害者の外出が容易になり、QOLの向上にもつながることが実感できました。今後益々の発展に期待します。北山様・多田様はじめ、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
【参考サイト】
スマートフォンアプリ『ナビレンス』のご紹介(専用コードを離れた所から情報を読み取れたり、モノの整理も簡単にできます)
報告:鴫原

<体験会の様子 − スマホでタグを読み取っている>
1月15日(日)午後1時より、ホテル・ベルエア仙台1階レストランを貸し切り、令和5年仙台市視障協新春交流会が29名の参加者で行われました。新年会で本拠地の仙台市福祉プラザ以外の施設を利用するのは久しぶりのことです。
ベルエア仙台は、仙台市中心部にある宴会場や貸会議室を有するビジネスホテル。オフィス街にあるものの、周囲は比較的静かで街の喧騒からは少し離れた雰囲気。視覚障害者への対応もよく、盲導犬の入店もスムーズに行えました。
色川副会長の開会宣言、高橋会長の挨拶、参加者紹介の後、千葉相談役の音頭で乾杯し、のどを潤した一同はさっそく食事に取りかかります。
本日のメニューはカットビーフステーキ、季節の天麩羅盛り合わせ、ブリ大根、青菜としらすのおろし和え、炊き込みご飯など。こんなおかずが出たのでは飲まずにはいられないお馴染みの泥酔メンバーは、持ち込んだ地酒を取り出し早くも異次元の宴会の様相…。ちなみに、フリードリンクコースなので持ち込んでもホテル側に迷惑はかかりません。
しばし歓談の後、本会会員であり
ユーチューバーでもある小松伸久氏
のミニコンサート。長渕剛の「巡恋歌」を皮切りに、ものまねっぽく松山千春の「恋」、再び長渕剛の「
乾杯
」と、間にトークも交えてあっという間の20分。
伸びのある澄んだ歌声に会場の参加者は皆魅了され喝采の嵐…。アンコールには細川たかしの「望郷じょんから」を披露。実は小松氏、演歌がお得意なんだとか。
宴が盛り上がったところで豪華景品が当たる抽選会に突入。今回はビンゴゲームを絡めて楽しさも倍増。リーチだ!ビンゴだ!と飛び交う声の中、見事景品をゲットされた方、大変おめでとうございます!!
予定されていた参加者からの一人一言は抽選会が長引いてしまったため見送り。残り時間で料理と飲み物を次々と片付け、加えて女子連はデザートのチョコレートケーキを必要以上にたいらげ、最後にMC役の報告者の閉会宣言で2時間に渡るプログラムは終了となりました。
ご参加の皆さん、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。きっと楽しんでいただけたのではないでしょうか。
報告:鴫原

<あいさつする高橋会長|歌っている小松氏|会場の様子>
本会会員の小池トキ子さんが、令和4年10月31日の仙台市亀岡老人福祉センター設置55周年記念式典において、大友喜博センター長より表彰されました。
あん摩マッサージ指圧師として、マッサージ体験教室の講師を長年担当された功績を認められたものです。誠におめでとうございます。
なお、仙台市亀岡老人福祉センターにおけるマッサージ体験教室は、令和5年3月末日で終了いたします。長い間お疲れ様でした。
報告:事務局

<感謝状を持つ小池さん>
先に行なわれた「ウェルフェアアート展2022(仙台市障害者による書道・写真・絵画コンテスト)」において、金賞を受賞されていた本会会員の織田信一さんが、「第37回障害者による書道・写真全国コンテスト(写真部門)」で見事入賞されました。
公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会炭谷茂会長より賞状が贈られました。誠におめでとうございます。
報告:事務局

<贈られた賞状>

<入賞した織田さんの作品「定義(じょうぎ)の秋」>
令和4年11月27日、エル・パーク仙台調理室において、料理教室を開催しました。
講師に浅野ゆか先生をお迎えし、簡単クリスマスメニューと題して、煮込みハンバーグ・りんごドレッシングのサラダ・チョコプリン・にんじんピラフの4品を作りました。
ハンバーグは玉ねぎも炒めず、生地を混ぜて成型後、野菜と一緒に煮込むだけ。にんじんピラフは米を炒めることなく、すりおろしたにんじんと一緒に炊飯器で炊くだけ。
チョコレートプリンは、温めた牛乳にチューブに入ったチョコレートソースとゼラチンを混ぜるだけ。どれをとっても、手順さえ覚えてしまえば簡単にできるものばかりでした。
テーブルの上にクリスマスカラーのナプキンを敷き、出来上がったばかりの料理を並べ美味しく頂きました。持ち寄ったプレゼントを交換した後、ゲームをして楽しい時間を過ごしました。
新型コロナ感染がピークを迎え、それでも開催できたことは、皆様のご協力あってのことと思います。ありがとうございました。
報告:千葉

<作業の様子→出来上がった料理→試食中>
私たちが日ごろからお世話になっている、仙台音訳の会の音訳ボランティア・志茂恭子さんが秋の褒章で「緑綬褒章」を受章されました。
これまで30年以上、数えきれないほどの音訳を担当され、また、その活動を続けながら、仙台市朗読奉仕員養成講座の講師を長年務めるなど、後輩の育成にも取り組んでこられました。素晴らしいその功績に敬意を表したいと思います。
志茂さんは「大事にするのは情報を客観的に伝える姿勢。障害者が健常者と同じ量の情報に接し、必要なものを選択できる環境を整えたい」と語ってくれました。
昨年の仙台市視障協文化祭で披露していただいた、朗読劇「おこんじょうるり」は、会員の記憶に強く残るものになっています。
これからも音訳活動を通して、視覚障害者の情報保障と、文化の向上に寄与していただければと思います。益々のご活躍をお祈りしております。誠におめでとうございました。
報告:事務局

<定例会の席上での志茂さん|志茂さんを囲む音訳の会のメンバー>
11月13日(日)に、仙台市視覚障害者ランニングクラブ主催のランニング教室が開催されました。この教室は、毎年この時期に仙台市視覚障害者福祉協会の支援を受けて開催されている行事です。
参加者は視覚障害者11名、伴走者8名で、午前9時から約1時間半に渡り行われました。主催者側で伴走ロープを用意し、視覚障害ランナーと伴走者がペアとなり、思い思いのペースで、台原森林公園内を走ったり歩いたりしながら、自然の空気に触れて楽しいひと時を過ごしました。
今回は、伴走に使用するロープの長さ・太さの違った、様々な種類のロープが準備され、参加者はいろいろなロープの感触を体験できたようです。私も、普段使用しているロープよりも長いもの、細いものを使って伴走していただきました。
ロープの微妙な長さ、太さによって、走る感覚が異なることを認識することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。長いロープは腕振りがスムーズにできる一方、伴走者との距離が離れる場面もあり、より信頼関係が必要になるのではないかという感想を持ちました。
穏やかな晴天の下、参加された方々は、それぞれ楽しい時間を過ごすことができたようすで、また大変勉強にもなったと思います。お疲れ様でした。
報告:小松

<スタート時の様子|参加メンバーの皆さん>
10月10日(月・祝)仙台市シルバーセンターを会場に、令和4年度第58回文化祭が、会員・ボランティア含め40名の参加者で開催されました。
開会行事では長年のボランティア活動に対し、仙台音訳の会の猪飼とみ子様、山中久美子様、点訳奉仕3・6会の金岡祥子様、月井百合子様に感謝状が贈られました。
午前の講演では、ラジオ・テレビにも出演されている、みやぎシルバーネット代表の千葉雅俊氏を講師に迎え、「楽しく年を重ねるヒント、情報誌の発行を通して見えたこと」をテーマにお話しいただきました。
家計管理、住まいの管理、相続対策、認知症対策など、読者アンケートに寄せられたアドバイスや注意点などを川柳やエピソードを交えながら、ときに楽しく、ときに切なく紹介していただきました。
年を重ねてからは、友達・趣味・健康など大切にしていることを充実させることが重要ですというアドバイスには、皆さん一様にうなずかれていたようです。
身につまされることも多く、笑ったり、しんみりしたりと、感情が動かされる時間でした。
午後は一変して芸術を鑑賞する時間。鎌倉彫作家の星芳明(ほうめい)氏を講師に迎え、作品に触れながら、その作品への思いや、その形の意味についてお話をいただきました。
鎌倉彫は桂や朴木などを彫って漆を塗った美術工芸品で、800年前の鎌倉時代を期限とし、香を収納する香合や茶道具、仏具などから、現在では皿やお盆などの日用品、インテリアと身近な製品まであり、長く彫りと塗りの技術を高め続けている伝統工芸品なのだそう。
この日は12作品を紹介いただき、40cm近いお盆や大皿、25cm四方の茶道具を入れる箱、お菓子を入れる小さい器や茶たくなど、それぞれに触れてその感触を味わいました。
印象に残ったのは、横48cm縦33cmあり、中央に朱塗りの日本地図が彫られ周りを津波が覆っている「長方盆津波」という作品。これを部屋に飾り悦に入っている自分を想像して、ニヤニヤしていた私です。
実りの秋にふさわしく、午前・午後を通してとても学びのあった一日でした。
報告:鴫原

<橋会長と表彰者の皆さん|講演する千葉雅俊氏>

<作品の解説をする星芳明氏とその作品群>
令和4年9月25日(日)、今年度女性部行事第二弾として、八木山動物公園へ付き添い含め20名で行ってきました。前日まで雨が降る天候から一変、秋晴れの晴天に恵まれ、三連休最終日とも重なって、幼い子供連れファミリーで大変混雑していました。
ヤギと羊のふれあい体験では、東屋で休んでいる以外は触れてもよいですが、角に気を付けてと説明を受け、放し飼いになっている柵に入って背中に触れたり、ヤギの鬚に触ったりして、皆さん思い思いに触れ合っていました。
お昼は一番人気のシロクマプレート。ハンバーグの上に肉球足型チーズが乗り、ごはんがシロクマの顔になっているなど、どこから食べようかと迷う可愛いランチに大人でも嬉しくなりました。
午後からは園内の動物を1時間ほど見て歩きました。急な斜面と強い日差しで皆さん疲れ気味でしたが、予約していた学習プログラム時間が迫っていたこともあり、慌てての移動でご負担をおかけしてしまいました。
感染対策を行なって会議室に入り、二人の飼育員さんから剥製標本を使って動物の習性や特徴について説明していただきました。毛並みや爪、尻尾の違いなど、実際に手で触れさせていただき、大変貴重な経験ができました。点字の資料もご用意いただきありがとうございました。
コロナ禍で久しぶりの外出だったため、次の日は筋肉痛になった参加者の方もいらしたとか。ご参加の皆さんそれぞれに、楽しい思い出になっていましたら幸いです。ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。
報告:千葉

<ヤギと触れ合う様子|参加者の皆さん>
3年振りに行なわれた野外訓練会。今回は名取市閖上にある商業施設「かわまちてらす閖上」と、名取川を挟んで対岸に位置し天然温泉が湧く複合施設「アクアイグニス仙台」を訪ねました。
9月17日午前10時、貸し切りバスで福祉プラザを出発。
最初の目的地はかわまちてらす閖上。土曜日と連休の初日が重なったためか、閖上に近づくにつれて道路は渋滞。予定より15分ほど遅れて到着。
2019年にオープンしたこの施設は、閖上大橋近くの名取川の土手沿いにあり、木造の長屋風建物3棟に多くの飲食店や海産物・農産品、和洋スイーツの店などが軒を連ねています。
「かわまちてらす」の名前には、生まれ変わった閖上のまちを照らし、川辺の憩いのテラスとなるよう、願いが込められているとのことです。
閖上港にもほど近く河口から海まで臨める絶好のロケーション。
爽やかな風を感じながら土手や河川敷を散策するもよし、周遊船に乗って川面を漂うもよし、お好みの飲食店を巡る食べ歩きもよし。
出かけると飲まずにはいられない某参加者たちは、さっそくアルコールと肴を買い求め、オープンテラスで小宴会を始めていました。
飲食店は価格も手ごろ、ボリュームあり、美味しいと3拍子揃いです。
午後0時過ぎ、次の目的地若林区藤塚にあるアクアイグニス仙台に到着。かわまちてらす閖上からは車で10分ほどの距離。
アクアイグニス仙台は、今年4月にオープンした広大な敷地に7棟の建物が建つ話題の複合施設。
その中でも知る人ぞ知る有名なシェフが監修するイタリアン、スイーツやベーカリー、和食のレストランはどれも人気のスポット。それだけに値段もお高め。
それに、こちらも話題、東北初出店の「猿田彦珈琲」。コーヒー好きな向きには、一度は訪れてみたいお店なのではないでしょうか。
そして温泉施設「藤塚の湯」。
地下1000mから湧き出たお湯は滑らかでしっとりとした肌触り。露天風呂もあり潮風を感じながらゆったりとした気分を味わえます。
お買い物をしたい方には県内地場産品を販売しているマルシェ。新鮮な野菜や果物など、様々な食材や加工品がお求めやすい価格で揃っています。オリジナルの日本酒もありました。
参加者の皆さんは三々五々。どこで何をされていたのか全く把握できませんでしたが、きっとそれぞれに楽しまれていたことと思います。
さて、出先でどうしても飲んでしまうあのグループはどうなったのでしょう?
いました・いました。藤塚の湯が入っている建物の屋上展望台で、かわまちてらすで買った昼食と、360度見渡せるパノラマを肴にまたぞろ小宴会。
まったく、酒好きな面々には際限がありません…。
定刻にアクアイグニスを出発し、予定通り午後3時に福祉プラザに到着して解散。今年の野外訓練会は無事終了しました。どこが訓練?なんてことは言いっこなし。復興した沿岸エリアの風を体感できた一日でした。
報告:鴫原

<かわまちてらす・アクアイグニスの外観とそれぞれの場所での一コマ>
9月4日(日)に、青年部社会生活教室の一環としてバリアフリー調査研修会を行いました。今回は、宮城県庁やわだゆうこ眼科クリニックの周辺を歩き、段差がわかりづらい階段や歩きにくい道などを確認しました。
皆で歩いていると、上りと下りが並んでいるエスカレーターの左右配置、進行方向を示す矢印の位置や色など、多くのことに気づき、どのようになっているとより認識しやすく歩きやすいのか話し合うことができました。
日曜日ということもあり、歩行者が少なかったり、道に置いてある看板が無かったりなど、平日とは状況が異なっていましたが、普段は時間をかけて確認することがあまりないので実施できてよかったと思います。
参加した方々が、どんな場所や状況で見えにくさを感じるかを共有することができ、有意義な研修会でした。
報告:小海

<歩きにくい道と段差がわかりづらい階段を確認する参加者>
令和4年8月28日(日)、元気フィールド仙台(宮城野体育館)において、仙台市および仙台市障害者福祉協会主催による「第29回仙台市身体障害者家族ぐるみ運動会」が開催されました。
今年の参加者はおよそ120名。開会行事の後、参加者代表が力強い選手宣誓を行ない、入念な準備体操を済ませてから各区に分かれてさっそく競技開始。
フリスビーを的の輪に通す「フライングディスク」、A4用紙を切れないように裂いて長さを競う「紙ちぎり紙のばし」、的になったボールに他のボールを近づける「投げっチャ」、そしておなじみの「玉入れ」に「ゲートボール百発百中」、全員参加の「パン掴み競争」の6競技が行われ、ここ数年優勝を続けている泉区が着々と加点して今年も優勝!
奮闘及ばず2位以下に甘んじた他4区の選手たちが涙を流して悔しがっていたのか、あるいは諦めムードで自嘲的な笑みを浮かべていたのか、それとも来季のリベンジを誓い拳を固めていたのか、見えない私には知る由もないのですが、とにかく今年も恒例の大イベントは参加者の悲喜こもごもを織り込んで無事に終了しました。
コロナ禍継続中のため午前のみの短縮開催とはなりましたが、勝敗に関係なく楽しいひと時を過ごせました。運営に携わったスタッフ・ボランティアの方々に感謝申し上げます。
報告:鴫原

<宣誓する選手代表|フリスビーを持ち構える選手>
6月4日(土)福祉プラザ第1研修室において、女性部社会生活教室「ブラインドメイク講話」を、星陵眼科院長の山封草謳カを講師にお迎えして開催しました。
山武謳カは東北大でロービジョン外来も担当され、見えない見えにくい患者に笑顔になってもらえるようにと、子育ての一番大変な時期に、日本ケアメイク協会化粧訓練士の資格を取得され、視覚障害女性に寄り添ってくださっています。
今回の講話では、まず日々の生活で大変役に立つ、美肌づくりの正しい洗顔方法を実際に洗うのと同様に手でまねて教わりました。
続いて、鏡も道具も使わずに自分の指だけで塗るメイク方法「ブラインドメイク」と、視覚障害者が考案した、口紅やアイメイクが時計の配列になっていて使いやすいユニバーサルパレットの紹介があり、そのパレットを使ってすでにレッスンを受講されている方に、口紅とアイメイクの実演を披露していただきました。
その後、実際に口紅を小指で塗る体験も一人一人に丁寧に教えていただき、緊張していた皆さんも、いつしかにこやかな楽しい笑顔に変っていました。早くマスクを外して、赤い口紅でお出かけしたいですね。
山武謳カ、貴重なご講話本当に有難うございました。そしてお手伝いいただきました皆さん、ご参加の皆さん、ありがとうございました。
報告:千葉

<山ア先生の講話の様子|受講者が化粧道具を体験している様子>
本会副会長の色川隆雄さんが、第75回全国視覚障害者福祉大会(名古屋大会)において、長年の功績を認められ、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合会長より「礎賞」を受賞されました。
誠におめでとうございます。今後一層のご活躍をお祈り申し上げます。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮し、式典での授与は一部の代表者のみとなりました。

<感謝状を持つ色川副会長>
去る4月29日(金・祝)、仙台市視障協の令和4年度定期総会が、委任状を含めて会員133名の出席でシルバーセンターを会場に行なわれました。
コロナ禍により3年ぶりの開催となりましたが、感染拡大防止の観点から来賓は招かず、会員のみでの開催となりました。
会に先立ち、開催できなかった3年間に亡くなられた方々への黙祷が行われ、開会宣言の後、会長挨拶、出席者確認、来賓メッセージ披露に続き、狩野和哉さんと佐藤弘行さんを議長に議案審議が行われました。
議案である令和3年度活動報告、一般会計ならびに特別会計収支決算報告、監査報告、令和4年度事業計画案、一般会計ならびに特別会計収支予算案に対する審議は、いずれについても滞りなく承認されました。
続いて行われた任期満了に伴う役員改選では、退任した佐藤正徳副会長に代わり、新たに狩野和哉さんが副会長に選任された以外は留任となりました。選任された方々は以下の通りです(敬称略)。
会 長 高橋秀信
副会長 色川隆雄、鴫原真一、狩野和哉
会計監査 佐藤英子、仙波久夫、松山裕一
ここからは総会資料の内容から抜粋して記載します。まず、令和3年度の活動報告です。
1.「あはき等法第19条」違憲訴訟について
平成29年から争われていた裁判は、令和4年2月7日の最高裁で原告の上告が棄却され、国の勝訴が確定しました。署名や募金活動、裁判の傍聴、集会への参加など多くの皆様にご協力とご支援をいただき心より感謝申し上げます。
2.仙台市や仙台市議会などからの受託事業として、以下のものを行ないました。
@「点字通信」の発行
A「市政だより」テープ版、CD版の製作と発送
B「市議会だより」テープ版、CD版の製作と発送
C「新型コロナワクチン接種」関連の点字版および音訳版の作成
D「防火広報」の点字版と音訳版の制作と発送
E宮城県鍼灸マッサージ師会の会報の印刷
F社会生活訓練事業の計画と実施
G老人福祉センターへのマッサージ講師派遣
H仙台市長選挙公報(音声版)の作成
I仙台市長選挙入場券シール(点字版)の作成
3.加盟団体および行政等の事業・会議への参加と協力には以下のものがありました。オンラインや書面開催を含みます。
@日本視覚障害者団体連合の全国大会と各種会議
A東北視覚障害者団体連合の福祉大会と各種会議
B仙台市社会福祉大会・仙台市障害者福祉大会
C仙台市障害者福祉協会の会議やイベント
D仙台市の各種会議
E仙台市の障害理解啓発事業・福祉学習
F政令指定都市身体障害者団体連絡協議会
次に、令和4年度の事業計画について記します。
1.活動方針として以下の7項目を掲げました。
@視覚障害者への差別をなくし、障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会を実現するために視覚障害当事者と行政間との相談体制を整える。
A防災意識を高め、減災対策のための啓発活動や研修等の企画と実施。
B組織の拡大のために、視覚に障害がある方で、まだ当会に加入していない方への加入を促進する
。
C視覚障害者の社会啓発のために、仙台市民と仙塩地区を中心とする地域社会への理解を求める活動を促進する。(点字ブロック・バリアフリーを前提としたまちづくりへの提言等)
D視覚障害者への情報保障と安全な移動を実現するために、仙台市を中心とする自治体に対する要望を行う。(音声式信号機やエスコートゾーン、駅ホームへの可動柵やホームドアの設置、使いやすいスポーツ施設、老人施設、ニーズに対応した日常生活用具の追加・増設等)
E弱視者(多様な見え方)が安全で安心できる生活環境を整えるための諸活動を行う。(トイレ等の識別しやすいデザインや、階段段鼻への蛍光テープの貼付等)
F共生社会を目指すために小中学生に対する福祉学習等視覚障害者の理解啓発に努める。
2.計画されている主な自主事業について記します。新型コロナ感染症の拡大状況によっては中止となる場合があります。
@視覚障害老人ホーム(松風荘)慰問 5月21日(土)、8月27日(土)、11月12日(土)
A野外訓練会 7月〜9月に開催予定
B文化祭 10月10日(月・祝)、シルバーセンター7階第1研修室
C年忘れ交流会(または新春交流会) 12月か1月に開催
D青年部の社会生活教室(年4回) ランニング教室(11月予定)、簡単料理教室(令和5年3月予定、ほか2回検討中
E女性部の社会生活教室(年4回) お化粧講話・6月4日(土)、八木山動物公園見学(9月予定)、料理教室(11月予定)、白杖デコレーション(令和5年2月予定)
F女子会ティータイム 茶話会を中心に体験会や講座など月1回第1金曜日に開催、お泊り会・6月25日(土)〜26日(日)
3.現在決まっている加盟団体の主な事業について記します(6月以降)。
@第75回全国視覚障害者福祉大会(名古屋市) 5月31日(火)・6月1日(水)
A日本身体障害者福祉大会(福岡市) 6月20日(月)
B仙台市障害者福祉大会・交流発表会 7月
CSTT東北大会(宮城野体育館) 7月16日(土)・17日(日)
D仙台市身体障害者家族ぐるみ運動会(宮城野体育館) 8月28日(日)
E第68回全国視覚障害女性研修大会(福島県大会) 8月31日(水)・9月1日(木)
F政令指定都市身体障害者福祉団体連絡協議会(千葉市) 9月10日(土)・11日(日)
G第68回全国視覚障害青年研修大会(福岡大会) 9月18日(日)・19日(月・祝)
Hグランドソフトボール全日本選手権大会 9月18日(日)・19日(月・祝)
I福祉まつり「ウエルフェア2022」(屋外)(勾当台公園「市民広場」) 10月2日(日)
JSTT南東北大会(宮城野体育館) 10月22日(日)
K第22回全国障害者スポーツ大会(栃木県) 10月29日(土)〜31日(月)
L仙台市障害者親善国際事業(台湾台南市訪問) 11月
M福祉まつり「ウエルフェア2022」(障害者週間記念式典)(福祉プラザ) 12月4日(日)
N仙台市障害者福祉協会新春のつどい 3月
(報告:鴫原)

<挨拶する高橋会長|会場での参加者の様子>
令和4年3月13日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、今年度最後の社会生活教室として青年部主催の「簡単料理教室」を行いました。
普段、あまり台所に立たない男性にも、火を使わずに手軽に作れるおつまみ系料理の調理実習がコンセプトです。
今回は「豚こまともやしのレンジ蒸し」、「わかめとカニカマのしょうが酢和え」、「ピーマンの塩昆布和え」の3品を作りました。
いずれも、食材の処理に手間がかからず、短時間で調理できるので、まさに「簡単料理」のネーミング通り、手軽に取り組める両備ばかりでした。
出来上がった後は、お楽しみの試食タイムです。参加メンバーとサポートメンバーが番外編で作った料理も加わって品数がグンと増え、豪華な食卓になりました。
コロナ禍で人数が少なかったものの、美味しい料理をいただいて皆大満足。ごちそうさまでした!
(報告:鴫原)

<材料を切っている様子|料理を取り分けている様子>
令和4年2月20日(日曜日)、福祉プラザにおいて、女性部社会生活教室の第4回目になる「アロマ教室」を、全日本環境協会アロマセラピストの伊藤久美先生を講師にお迎えして実施しました。
当日は、8種類のアロマオイルの中から2種類をブレンドしました。8種類の香りをかぎわけているうちに、どれとどれを混合してよいのか、皆さん悩まれていたようですが、それぞれにお気に入りの香りを見付けられたようです。
爽やかな甘い香り、酸っぱい香り、薬草のような香り、木材のような香り、濃厚な甘さの香りなど、様々な香りと出会うことができました。マスク表面や洋服などに2・3滴振りかけて楽しむことにしましょう。
付き添いの方々にはお手伝いをしていただきましてありがとうございました。ご参加いただいた皆様、大変お世話になりました。本年度の女性部の行事も、滞りなく無事に終了できたことに心より感謝申し上げます。
(報告:八巻)
令和3年12月5日(日)、仙台市福祉プラザで行われた「福祉まつり・ウェルフェア2021(障害者週間記念式典)」の席上、本会会員の織田信一(のぶかず)さんが郡和子仙台市長から表彰されました。
織田さんは先に行われたウェルフェアアート展2021(仙台市障害者による書道・写真・絵画コンテスト)写真の部において金賞を受賞されていました。
誠におめでとうございます。

<郡和子仙台市長から賞状を受け取る織田さん>

<写真の部金賞 織田信一さん 「やすらぎの刻(とき)」>
女子会では12月6日(月)に、通常行なっている茶話会とは別枠で、日本フラワーデザイン協会講師の佐々木真由美先生を講師にお招きし、クリスマスリース作りを開催しました。
二つのバラの花を中心に、松ぼっくり、綿花、ヒイラギの実など、赤や白の飾りで見た目にも楽しく香りでも楽しめるようにと、シナモンスティックを加えてみました。
目が不自由でも作りやすく工夫していただき、リース台にワイヤーでくくり止めたり、やけどに気を付けながらグルーガンで貼り付けたりと、それぞれ個性豊かな素敵なリースが完成!
満足の出来具合に、参加者みんなで「何処に飾ろうかな?玄関がいいかなあ」などと話がはずみ、楽しい時間を過ごすことができました。
リボンを外してしめ縄に変えると、今度はお正月飾りに変身!長く楽しめる工夫もしてあります。
何度も打合せをしてこの日に備えていただいた佐々木先生、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
(報告:千葉)

<リース作りをしている会場の様子|完成したリースを持つ参加者>
11月27日(土)仙台市福祉プラザにおいて、令和3年度女性部第3回社会生活教室として、災害時の心がまえについての講習会を、地域防災リーダー、民生員等など、幅広い活動を行なっている繁野みど里先生を講師に迎えて行ないました。
丁寧な講話に加え、防災グッズの紹介の際には、一つ一つ手に取り触れながら確認し説明していただきました。
予期しない災害に遭遇したときは、まず自分の命を守ること。
ふだんから隣近所の人達とあいさつなどを交わして自分の存在を知ってもらうこと。
居住地付近での防災訓練があるときは出来るだけ参加し、地域とのコミュニケーションを図ること。
地震、大雨、台風、水害、土砂災害などの際のハザードマップでの色分けを確認しておくこと。
避難所の場所などをあらかじめ下見しておくこと。
食料品は、米、水、缶詰などの循環備蓄を行なうこと。
など、参考になるポイントが多い有意義な講習会でした。
地域により周囲の環境も異なっているので、各自その状況に応じた対策を整えながら生活をして参りましょう。
繁野先生ならびに受講者の皆様、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
(報告:八巻)

<講師の話を聴いている受講者の様子|テーブルに並べられた防災グッズ>
令和3年11月14日(日)、青年部社会生活教室の一つとして、青葉区にある台原森林公園で開催したランニング教室には、視覚障害当事者7名と晴眼のガイドランナー10名が参加しました。
視覚障害ランナーには、ロープを持ってガイドランナーと走る人、ガイドランナーの背中を見ながら走る視力のあるロービジョンの人がいます。ガイドするランナーは、視覚障害ランナー以上の走力のある人が当たります。
当日は小春日和に恵まれ、一周2.8kmある周回コースの木々はちょうど紅葉の見ごろでした。澄んだ空気と枯葉の匂いが混じる自然の中で、カサカサと落ち葉を踏む音を感じながら、参加者は思い思いのペースでランニングやウォーキングを満喫していました。
(報告:宇和野)

<当日の参加メンバー|ランニングの様子>
令和3年10月24日(日)、シルバーセンターを会場に、今年で第57回になる仙台市視障協文化祭が2年ぶりに開催されました。新型コロナウイルス感染者数が減ったとはいえ、まだまだ油断できない状況下で、来賓を招かず、時間も短縮しての開催となりました。
開会行事として、開会宣言、会長挨拶の後、多年にわたるボランティア活動に対し、仙台音訳の会の橋孝枝様と三原律子様、点訳奉仕3・6会の植木貞人様に感謝状が贈呈されました。
お呼びできなかった来賓の皆様よりいただいたお祝いメッセージの紹介の後、公演として、今年いっぱいで活動を休止する「レイモミパートナーズ・視障協フラの会」によるフラダンス発表が行われました。
「カノホナピリカイ(涙そうそう)」、「ブルーハワイ」、「川の流れのように」の3曲を、ゆったりと華やかに踊ってもらいました。
続くプチ朗読会では、仙台音訳の会のお二人による朗読劇が行われました。演目は、さねとうあきら作「おこんじょうるり」。
年老いたイタコの婆さまと、じょうるりで病気やけがを治すキツネのおこんの物語で、出演者お二人の、ピッタリと息の合った掛け合いが楽しく見事でした。
次に、今年から追加・新設された日常生活用具の説明を挟み、最後にお楽しみ抽選会を行いました。会員の皆さんそれぞれに豪華?商品をゲットし、満足してお帰りになったことでしょう。
来年は通常通りの様式で開催できることを願っています。
(報告:鴫原)

<挨拶する仙台市視障協・橋会長|感謝状受賞者と高橋会長>

<フラダンスを披露するフラの会メンバー|物語を朗読する仙台音訳の会のお二人>
令和3年9月20日(日曜日)天候晴れ。今年は感染症予防の徹底を図りながら、関係各位の皆さんのご協力のもと、元気フィールド(宮城野体育館)において仙台市障害者福祉協会主催の第28回家族ぐるみ運動会が行なわれました。
幸いな事に、参加者および関係者の中に37度を超える発熱の方はいらっしゃらず、また、皆さんマスク着用の決まりをシッカリ守って頂き、改めて一人一人の意識の高さを感じました。
競技はフライングディスクに始まり、紙ちぎり・紙伸ばし、投げっちゃ、ゲートボール・百発百中、パン掴み競技と続き、最後に玉入れ競技で終わりました。
総合順位は第一位が昨年に続き泉区。以下、若林区、太白区、宮城野区、青葉区の順でした。
競技を通して、誰一人気分が悪くなった、怪我をしたなどのアクシデントもなく、2年も続くコロナ禍の中で参加できた想い出を胸に、今度こそコロナが終息することを願いつつ、来年も皆さんと出会えることを楽しみにしています。
皆さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。
(報告:吉田)

<玉入れ競技を行う参加者|主催者から賞状を受け取る参加者>
今年度の女性部社会生活教室の一環として、9月12日(日)に料理教室を行いました。今回は2種類の粉ものに挑戦!
一つ目はがんづき。1個分84kcalです。
黒砂糖をお湯で溶かし冷めたら、先に小麦粉と重曹を大き目なボールに入れ、だまにならないようによくかき混ぜる。泡立て器で混ぜるときは、外側の方向でゆっくり大きく混ぜた方がふんわり出来上がるようです。
アルミホイルに人数分を分け、くるみと黒ゴマを振りかけて、蒸し器で10分ほど蒸せば出来上がり。
次は人参の蒸しパン。1個分74kcal。
皮をむいた人参をすりおろしておき、蒸しパンミックス・スキムミルクと一緒にボールに入れ、木べらでよくかき混ぜる。
アルミホイルに取り分けて5ミリ角のチーズをのせ、10分ほど蒸して出来上がり。
アルミホイルの容器が小さく、スプーンでこぼさないように流し入れるのに苦労しましたが、どなたも楽しみながら取り組んでいたようです。どちらもふわふわで、素朴でとても懐かしく、若き日々を思い出させるおやつが出来上がりました。
講師の管理栄養士・飯淵由美先生、調理指導の高橋先生と今野先生には、大変丁寧に教えていただきました。参加していただいた皆様、楽しい時間を共有して下さりありがとうございました。
(報告:八巻)

<料理する参加者の様子|出来上がった蒸しパンとがんづき>
令和3年8月29日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、「私の見え方紹介カード」を用いた研修会を行いました。
「私の見え方紹介カード」は、視覚障害に関する様々な質問項目からなるカードで、日本弱視者ネットワークのホームページからダウンロードできます。質問に答えてカードを成させ、相手に提示することで、日常生活のどんな場面でできないことがあるのかなどを伝えることができます。
今回の研修会では、質問項目を確認しながら、参加者の方々の見え方を知り、外出時にどんなものが見えにくいと感じているかなどを共有することができました。また、スマートスピーカーなど、視覚障害者にとって便利な機器についても情報共有することができました。
参加された皆さん、有意義な時間をありがとうございました。
(報告:小海)

<体験会の様子|講師の説明を聞く受講者>
令和3年7月2日(金)、仙台市福祉プラザ駐車場において、仙台市バスの行先表示部等の白色LED化に伴う実地確認を行いました。
バスの前面と後面の行先、左側面の経由地表示が、これまでの黒バックにオレンジ文字の表記から、黒バックの白色文字に変更されます。
実際に見え方を確認したロービジョンの参加者からは、一様に見やすくなったとの感想が聞かれました。一方で、当日は日光の影響のない曇天だったため、晴天下での見え方を心配する参加者も見受けられました。
今後5年をかけて、運行する400数十台の車両すべてに順次変更を進める計画のようです。また、バリアフリー化に向けて、今後4年間でノンステップバスの導入を完了するとの話も聞けました。
より安全で安心して利用できる市バスのこれからに期待しましょう。
(報告:鴫原)

<バス正面の行先表示|側面の経由地表示>
令和3年5月30日(日)、女性部第1回社会生活教室として、仙台市農業園芸センター(みどりの杜)の見学会と園内の散策を、会員10名、ヘルパー6名の参加で実施しました。
5月29日から6月13日まで、園内はバラ祭りの開催中でしたので、文字通りお祭りのように賑わっていました。
後日うかがったところでは、初日29日(土)の入場者数は5000人、私たちが訪れた30日(日の入場者数は、何と8000人だったそうです。
当日は吹く風も心地よく、天候にも恵まれ、バラの花は丁度見ごろで、今は盛んと咲き誇る大輪のバラを愛でたり、触れたり、香りを感じたりして、幸せなひと時を過ごしました。
また、園内はとても広々としていて、密になることもなく安心して歩行訓練も行なえました。仙台市民の方々の憩いの広場となっていることを改めて実感しました。
案内と花の説明などをしていただいた園芸センター所長の坂本さん、参加された皆さん、ありがとうございました。
(報告:八巻)

<見学会参加者|園内に咲き誇るバラ>
令和3年5月16日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、青年部主催の「ウェアラブル端末体験会」を行い、AI機能を搭載した「エンジェルアイ・スマートリーダー」、「オーカム・マイアイ2」、「エンビジョングラス」の3機種を体験しました。
エンジェルアイは、メガネのフレームに装着するスティック型の端末で、カメラでとらえた印刷物を簡単な操作で読み上げます。
オーカムもエンジェルアイ同様にスティック型の端末で、印刷物の読み上げに加え、看板やディスプレイ行事の確認、色認識、顔認識などが行えます。
エンビジョングラスは、スマートフォンアプリ「Envision AI」とメガネ型端末「Google Glass」を組み合わせた機器で、上述の機能に加えて通話機能もあり、支援者の視力を借りてカメラの映像を確認してもらうこともできます。
価格が高いことを除けば、視覚支援機器として十分使用出来うることを実感しました。今後の価格低下と認識率のアップに期待したいところです。
(報告:鴫原)

<説明を聞く受講者|機器を操作する受講者>
令和3年3月14日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、社会生活教室の一環として青年部主催の「簡単料理教室」を行いました。
普段、あまり台所に立たない男性にも、火を使わずに手軽に作れるおつまみ系料理の調理実習がコンセプトです。
今回は、「ジャガイモのゆかりマヨ和え」、「アボカドのポン酢和え」、「鶏のから揚げ風」の3品を作りました。
手際のよい包丁さばきで食材を次々に処理する参加者がいる一方、ぎこちない手つきでそれらと格闘している参加者もいて、その対比もなかなか面白いものでした。
出来上がった後は、お楽しみの試食タイムです。講師が番外編で作った料理に加え、サポートメンバーが持ち込んでくれた料理も加わり、豪華な食卓となりました。
アルコールも少しいただき、皆大満足。ごちそうさまでした!
(報告:鴫原)

<手際よく食材を切る参加者|出来上がった料理>
令和3年3月7日(日)、仙台市福祉プラザにおいて、仙台市視障協令和2年度女性部会と、仙台市からの委託事業である「視覚障害女性のための社会生活教室」の一つとして軽運動教室を行いました。
午前の女性部会では、今年度の活動報告と決算報告が行われ、次年度の活動計画案と日視連女性研修大会提出議題等について熱心な話し合いが行われました。
午後の軽運動教室では、IYCラジヨガ認定講師の石井智美先生を講師に迎え、呼吸法や体幹のバランスの取り方、ヨガを取り入れた体操、ペアになっての手指のマッサージ方法などを教わりました。
さわやかなミントの香りにも包まれ、和やかで笑顔の絶えないとても楽しいひと時になりました。講師の先生をはじめ参加していただいた皆様、ありがとうございました。
(報告:八巻)

<女性部会の様子|軽運動教室の様子>
令和3年1月24日(日)、仙台市福祉プラザを会場に、青年部主催の「スマートスピーカー体験講座」を行いました。
声を掛けるだけで操作できるスマートスピーカーは、視覚障害者にとっても大変便利に使える道具として注目されています。ただし、使える環境を作るにはある程度の知識が必要になるので、難しい設定は支援者の手を借りることも必要になるでしょう。
この日は、5.5インチ画面付きのAmazon Echo showを使い、調べたい情報の検索や、アラームの設定、各種メディアの再生などを試してもらいました。
参加者それぞれに思い思いのキーワードでスピーカーとの対話を楽しんでいる様子で、その便利さとこれからの可能性を十分に感じてもらえたと思います。
(報告:鴫原)

<体験会会場の様子>
令和2年12月26日(土)、仙台市福祉プラザにおいて、仙台市から委託されている「視覚障害女性のための社会生活教室」の一つとして、小原流家元の相田竹子先生を講師に迎え、この時期恒例の生け花教室を行いました。
今年の花材は大王松2本、鉄砲百合2本、それに葉ボタン2本です。
大王松は主枝と副枝に使いました。枝が太くて剣山に刺すのに少し手こずりました。ひと枝に蕾が4つ付いている白の鉄砲百合は中間枝に、葉ボタンは客枝と中間枝に使いました。それぞれによい作品が出来上がったようです。
また、相田先生が、支援者の方から提供いただいたヤブコウジと大王松を使って、控え目ながらとてもよい雰囲気を醸し出してくれる作品を作ってくださいました。
新型コロナ感染対策として大きな部屋を使い、広い空間の中で安心して花を生けることに専念できました。皆さん笑顔で和やかな時間を過ごせたと思います。
丁寧なご指導をいただいた相田先生、ご協力いただいた参加者の皆さん、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
(報告:八巻)

<大王松・鉄砲百合・葉ボタンを使った作品|大王松とヤブコウジを使った作品>
12月14日(月)、14時より仙台高裁101号法廷において、平成医療学園グループが国を訴えた裁判の判決が出ました。傍聴には、本会からの会員5名と東北・北関東より35名以上が集まりました。
これまでの地裁の裁判では、書類のやりとりだけで3分程度の裁判でしたが、仙台高裁では、どんな書類のやりとりをしているのか、意見や反論はあるか等、裁判長とのやりとりが理解できる流れでした。
今回の判決では20分以上主文とその理由について読み上げられ、「あはき法19条は合憲である」、「福島医療専門学校の訴えを棄却する」、「裁判費用は福寿会が負担すること」という判決が言い渡されました。
裁判終了後、裁判所内の記者クラブに場所を移し、東北協議会及川会長、大胡田弁護士、中沢全鍼師会視覚障害委員長、安田日マ会会長と私の5名で記者会見に臨みました。
その後、宮城県視覚障害者情報センターに場所を移し集会が行われました。出席した大胡田弁護士の解説によれば、仙台高裁は原告の訴えを非常に丁寧に聞き、それに真摯に回答したもので、この判決は最高裁でも意味のあるものであるということでした。
最後に参加者全員で記念撮影し、福島視障協阿蘇会長のがんばろうコールで、最高裁でも団結して闘い続けようと、力強く身の引き締まる思いで終了となりました。
(報告:高橋)

<横断幕を持つ参加者全員の集合写真>
11月14日(土)ホテルメルパルク仙台2階ソーレにおいて、社会福祉法人仙台市障害者福祉協会主催による令和2年度仙台市障害者福祉大会・交流発表会が行われました。
本会からはレイモミパートナーズ・視障協フラの会が出演し、日頃の練習の成果を披露してくれました。
「ブルーハワイ」から始まり、「ウイラニ」、「ナニカウアイ」とハワイアンの定番が続いた後、美空ひばりの「川の流れのように」で締めくくられ、会場はゆったりとした穏やかな雰囲気に包まれました。
今年はコロナ禍の影響で定期的な練習ができない時期があり、演技発表の場もなかったようですが、この発表会を機に、これからの活動を徐々に再開してもらえればと思います。
人数が限定され会話も控えがちな発表会になりましたが、会場の皆さんは静かにステージの演技に注目し耳を傾けていたようで、状況に応じた楽しみ方ができていたようでした。
(報告:鴫原)

<踊りを披露するフラの会のメンバー>
11月8日(日)、視覚障害者の社会生活教室として青葉区台原森林公園で開催したランニング教室には、視覚障害ランナー7名と伴走ランナー8名が参加しました。
当日は晴天に恵まれ、ランニングを始めて日の浅い人から、フルマラソンを何度も完走している人まで、紅葉が見ごろになった公園内の周回コースをそれぞれのペースで気持ちよくランニングを楽しむことが出来ました。
視覚障害者でランニングをやってみたい方、晴眼者で伴走をやってみたい方、毎月第2日曜と第4日曜に練習会を行っていますので、関心のある方は仙台市視障協事務局(022-213-5811)へお問い合わせください。
(報告:宇和野)

<紅葉の木々をバックに走る視覚障害ランナーと伴奏ランナー>
10月25日(日)、仙台市福祉プラザにおいて仙台市視覚障害者福祉協会令和2年度感謝状贈呈式が行われました。
今年度はコロナ禍の影響で毎年恒例の文化祭が中止となり、例年その席上で行われていた贈呈式を単独で行うこととなりました。
多年にわたるボランティア活動に対し、以下の4名の方々が感謝状と記念品を受け取られました。
仙台音訳の会佐藤 紘子 様
仙台音訳の会郷古みち子 様
点訳奉仕3・6会小松 幸 様
点訳奉仕3・6会三浦みち子 様
これからもボランティア活動を通して、視覚障害者の文化の向上と社会参加の実現に寄与していただければと思います。誠におめでとうございました。

<挨拶する仙台市視障協高橋会長|感謝状を持ったボランティアの皆さん>
9月27日(日)、青葉体育館において、仙台市障害者福祉協会主催の第27回家族ぐるみ運動会が行なわれました。
新型コロナウィルスの影響で今年は運動会もないのかな?そんな悲観的な思いもあったのですが、開催が決まったことで、皆さん一様に喜んでいました。
限られた短い時間の中でしたが、競技に参加された方も、されなかった方も、皆楽しい時間に浸っていた気がします。
青葉区の皆さん、太白区の皆さん、宮城野区の皆さん、若林区の皆さん、泉区の皆さん、そして綿密に準備してくださった職員の皆さん、協力していただいたボランティアの皆さん、心から感謝しています。ありがとうございました。
今年も優勝は泉区の皆さんでした。おめでとうございます。
来年はコロナに勝って思いっきり楽しみましょう。また参加してくださいね。お疲れ様でした。
(報告:吉田)

<準備運動する参加者の皆さん|投げっちゃ競技を楽しむ参加者の皆さん>
令和2年9月6日(日)、福祉プラザ9階調理実習室において、社会生活教室の一環として料理教室を開催しました。
まず、プラザの入り口で手指の消毒、サーマルカメラによる体温測定を済ませ、調理室内でも、アルコール消毒液、ハンドソープ、キッチン除菌スプレーなどを用意して、新型コロナウイルス感染防止の対策を十分にしながら料理を作りました。
今年のメニューは、きのこたっぷり(舞茸・しめじ・えのきだけ)の炊き込みご飯、タンドリーチキン、茄子・豆腐・みょうがのお吸い物、人参のマリネ、レタスとミニトマトのサラダ。デザートには梨が添えられ、栄養のバランスも良好。配膳の盛り付けや彩も良く、きれいに仕上がりました。
一つの所に集まることもなく、各班に分かれての作業となりましたが、みんなで協力しながら美味しい料理が出来ました。
今後も様々な感染症対策をしながら、このような行事を開催したいと思っています。参加していただいたみなさま、ありがとうございました。
(報告:八巻)

<手洗いを行なう参加者|出来上がった料理を試食する参加者>
去る9月1日(火)、トークネットホール仙台にて開催された「第55回仙台市社会福祉大会」において、本会の色川隆雄副会長が、長年にわたる活動を認められ、郡和子仙台市長より感謝状を贈呈されました。
6月の日身連会長表彰に次ぐ受賞で、誠に喜ばしいことです。今後ますますのご活躍を期待します。

<感謝状持つ色川副会長>
本会の色川隆雄副会長が、多年にわたる障害者福祉への貢献等の功績を認められ、日本身体障害者団体連合会会長・仙台市障害者福祉協会会長の阿部一彦氏より表彰されました。
色川隆雄氏は平成12年に入会。本会理事を長年継続し、その間仙台市障害者福祉協会評議員を経て理事に就任。現在も本会副会長として、障害者理解の啓発、自主事業の企画、委託事業の作業遂行など、協会運営に尽力されてています。

<日身連阿部会長と色川副会長|賞状を持つ色川副会長>
仙台市から委託されている「視覚障害青年のための社会生活教室」の一つとして、1月26日(日)に仙台市福祉プラザを会場に行ないました。
キャッシュレスによる決済方法が進んでいることを踏まえ、基本的な知識からスマホによる活用方法までを、自らも音声ユーザーである講師が分かりやすく説明してくれました。
キャッシュレスって何?」というところから始まり、そのメリット、カード・電子決済の種類、スマホの設定、入金・支払いの方法、スマホでの実演という流れであっという間に講座は進み、質疑応答の後、参考になりそうなYoutubeの関連チャンネルを見て終了となりました。
視覚障害者の間では、まだまだハードルの高い電子決済ですが、今後の導入の際に役立つ大変有意義な講座でした。
(報告:鴫原)

<受講者の前で講義を行う仙台市視障協・高橋会長>
令和元年12月27日(金)、仙台市福祉プラザにおいて、小原流家元の相田竹子先生を講師に迎え、この時期恒例の生け花教室を行いました。
この事業は、仙台市から委託されている「視覚障害女性のための社会生活教室」の一つとして実施しています。
今年の花材は若松と千両、そしてオンビジュームです。
正月の生け花には神様が宿るとのことで、若松は欠かせない花材。千両も、金運を運んで来ると言われています。また、黄色で可愛らしい花のオンビジュームも、幸せと金運を招いてくれると言われています。どの花材料も新年を迎えるのに縁起の良いものばかりです。
先生の丁寧で分かりやすいご指導のもと、私たちは厳かな気持ちで生けました。長年培われた日本の文化やその由来なども教えていただき、貴重な時間となりました。
相田先生、参加してくださった皆様、ありがとうございました。
(報告:八巻)

<若松・千両・オンビジュームを花器に生けた写真>
11月23日(土)、スポーツパーク宮城広瀬体育館において、第26回仙台市障害者福祉協会主催の家族ぐるみ運動会が行われました。
今回は参加者が少なかったため、青葉区・若林区・宮城野区が3区合同チームとなり、太白区、泉区との3チーム対抗戦となりました。仙台市視障協からは、会員の家族も含めて8名の参加でした。
館内は少し寒く感じられましたが、協会職員の方々・ボランティアの方々のサポートを受けながら、午前にパン食い競争、投げっちゃ、輪投げ、フライングディスクなど、昼食をはさんで午後からは、玉入れ、ゲートボール、借り物競争など合わせて11競技を行ないました。
特に楽しかったのは、皆で参加できたパン食い競争や、小さな子供達も参加した玉入れ競技で、会場からは盛んに声援が送られていました。
また、会場内に売店や健康測定コーナーなども設けられ、競技の合間に販売品を買ったり、健康測定を受けたりと、参加者の皆さんは一様に楽しい時間を過ごしていたようです。
怪我人などのアクシデントもなく、1時半過ぎには全ての競技が無事終了し閉会となりました。協議結果は泉区が弐連覇を果たし、二位は3区合同チーム、三位は太白区でした。
関係者の皆さん、ありがとうございました。来年もまたがんばりましょう!
(報告:吉田)

<準備運動する参加者の皆さん|パン食い競争でパンにかぶりつく参加者>
去る11月4日(月)・5日(火)、ヒルズサンピア山形において第58回東北盲人福祉大会が行われ、仙台からは付き添い者含め11名参加しました。
一日目は、11時30分から第2回役員会、青年協議会、女性協議会が、13時30分から大議員会が行われました。
代議員会の冒頭、竹下日視連会長から
「この10月から団体の名称が日盲連(日本盲人会連合)から日視連(日本視覚障害者団体連合)に正式に名称変更され、それに伴って組織作りや要望にも変化があるのではと思う。未来の視覚障碍者のために今できることにしっかり取り組んでいきたい。」
また、東盲連(東北盲人会連合)の及川会長から
「日視連に改名されたことで、東盲連も東北視覚障害者団体連合と名称を変える。新たな気持ちで力を合わせてがんばろう。」
との挨拶がありました。
15時30分からの研修会では、「視覚障害者の職業を考える」をテーマにして、視覚障害者でレコーディングエンジニアを目指す方、老健施設に勤務する方、治療院を営んでいる方、視覚障害者の子供を持つ母親からのそれぞれのお話をうかがいました。
18時30分からの情報交換会では、歌謡曲や民謡などのアトラクション、抽選会と続き、地元の食材を使った料理とお酒に舌鼓を打ちました。
二日目は、9時30分から「日本の視覚障害者の将来を考える」の演題で竹下日視連会長からの基調講演がありました。
読書バリアフリー法の理念や期待されること、視覚障碍者の就労問題、弱視者問題等、例を挙げてのわかりやすい講演でした。
11時からの大会式典で大会宣言・大会決議を満場一致で承認して二日間の大会を終えました。
来年は宮城県視障協の主催で、第73回日視連全国大会が6月14日から16日まで仙台サンプラザで行なわれます。本会も協力団体としてこの大会に参加します。たくさんの皆様に参加していただき、全国の視覚障害者の仲間を迎えておもてなしできればと考えています。
最後に今大会のスローガンを記します。
守ろう あはき等法19条
語り継ごう 震災体験と災害への備え
浸透させよう 読書バリアフリー法
解消しよう 外出支援の地域間格差
(報告:高橋)

<挨拶する東盲連及川会長と山形県視障協竹田会長>
10月27日(日)、今年で55回目になる仙台市視障協文化祭が、付き添い含め80名の参加でシルバーセンターを会場に行なわれました。
会開業時として、開会宣言、会長挨拶の後、日頃からご協力いただいている音訳・点訳ボランティアの方々に対する感謝状贈呈が行われました。また、結婚50周年を迎えた会員の方に「金の泉賞」が送られました。
続いて、顧問・来賓からのご祝辞をいただいた後、「音楽の時間」と題して、宮城県内を中心に南米・アンデスの民族音楽の演奏活動を行っている「ロス・ミドラス」の演奏を聴きました。
「コンドルは飛んでいく」、「花祭り」などのおなじみの曲に加え、みんなで歌える曲、乗りの良い曲も演奏され、急造のダンシングチームも飛び出し、大いに盛り上がりました。写真を残せなかったのが悔やまれます。
昼食をはさんでゲームとクイズの時間です。
まずは伝言ゲーム。数チームに分かれて用意された文章を次々に伝えていきますが、どこでどう聞き違えたのか、とんちんかんな答えが続出し会場は笑いに包まれました。
続くご当地クイズでは、伊達政宗にまつわる歴史問題、チリや気象、スポーツ、行政の借金問題と多岐に渡り、参加された方々はさぞ賢くなったことでしょう。
最後に閉会宣言で締めくくり、今年の文化祭は終了しました。スタッフの皆さん、お手伝いいただいたボランティアの皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。
(報告:鴫原)

<挨拶する高橋会長と表彰者の皆さん>
全国政令指定都市福祉団体連絡協議会参加報告
第60回全国政令指定都市福祉団体連絡協議会が、9月7日(土)・8日(日)に札幌市ANAクラウンプラザホテルにおいて行われました。
13時から開会式・全体会の後、各分科会に分かれて提出議題について採択と情報交換が行われました。
仙台から提出した「自転車の安全教育について小学校の学習カリキュラムに導入してほしい」などを含めて7題採択しました。
情報交換では、盲導犬への補助制度について、生活訓練の実施状況についてなど5題提出されました。また、福岡市では歩車分離式信号機に全て音声が付加されているという話題提供もありました。
印象として、札幌市と仙台市が行政との信頼関係が深いように感じました。
夜の情報交換会では、よさこいソーラン節の踊りとお囃子で盛り上がりました。
次の日のボウリング大会も仙台市チームは好成績をあげたようです。
来年度の大会は、名古屋市で9月12・13日に開催します。
ボウリング大会を行わずに、一日目に各部会の協議をしっかり行い、二日目は
各部会からの報告と講演、閉会式を午前に行う予定です。
(報告:高橋)

<挨拶する仙障協阿部会長|視覚部会の様子>